藤沢友の家周辺に住む30才代から80才代9名の最寄です。
おとなとこどもの生活発表会から 「防災のはなし」
善行最寄は4月から防災の勉強をしてきました。自分の備えは本当にこれでいいのか? 非常用持ち出し袋を作っている人、作っていない人と、さまざまでした。そこで私たちは本当に役に立つ、自分の命を守ってくれる防災の備えとは何かを見直しました。
防災には『自助・共助・公助』の考え方があります。まず、公助とは消防や病院、役所の支援など。これは災害が起こってもすぐには動きません。災害直後は公助は期待しないことが前提であると認識しました。
次に共助です。共助は隣近所の自治会で行えることです。災害が起きるとまず自分の身を守り、そのあと隣3件ずつぐらいの安全を確認したりけが人を確認したり、避難の手助けが必要な人についてはできる人が協力して助けることが大事です。
次に自助です。なんといっても自分の身を守るのは自分しかないのです。自分の備えを確実にしておかないと、人に頼るなど迷惑をかけるどころか共倒れをする危険さえあります。非常持ち出しバックもその人その人によって必要なものが違い、置いておく場所にも気をつけておかないと、後悔が残る結果になると思いました。中身もみんなで考えたことにより、一人では気付かない物も入れるようにしました。
その中でも特に全員共通で必要なのではと思うものは、まずは家族の写真です。災害時は携帯が使えなくなるかもしれないので、誰にでもわかるように写真を現像して財布などに入れておくのが良いと思います。
次に携帯カードです。0次に入れるか、1次に入れるかは人によって異なりますが、家族の保険証のコピーや運転免許証、家の保険証券、銀行のキャッシュカードなど実物は持ち出せないけど小さくしてコピーで持ち運べばいざというときに番号などわかり、便利です。
また、2次とは家のストックしておくことで、水やガスボンベ、ガスコンロ、新聞紙一か月分など。新聞紙の使い道は本当にたくさんあります。防寒、炊き出し、トイレにも使えます。くしゃくしゃにして柔らかくしたらお尻を拭くのに良いそうです。0次のバックは寝るとき枕元に、ベッドの下には靴と洋服を置く、という人もいます。中身と一緒に置き場所にも気を付けたいです。
災害が起きてからの時間経過と、食べ物のことについて。
まず災害直後はショックもあり、精神的に安定しません。できるだけ落ち着いて冷静になるようにして、チョコレートや乾パンなど開けただけで食べられて精神的に癒してくれるものが良いそうです。
次に3日目ぐらいからは炭水化物、タンパク質など栄養のことも考え始めたいです。災害の時に栄養なんて考えなくてもいいのかもしれませんが、関東地域の場合、人数が多すぎたり建物の崩壊が予想以上に大きいかもしれないことを想定すると、外から物資が届くのにも時間がかかることを覚悟しなければならないので栄養にもできるだけ気を付けたいです。その時役に立つのが缶詰や干し野菜などです。
ごはんも、米を洗わずにビニール袋に入れて水を入れて汁物を作る鍋に入れておくだけできちんと炊けました。ビニール袋も使い道が沢山あるのである程度保管しておくと良いと思います。
1週間ぐらい経つと電気が復旧したり支援もきたり、状況は改善されると思いますが、実際炊き出しなどでふるまっていただく料理は豚汁とカレーばかりで、東日本大震災でも阪神大震災でも豚汁とカレーに飽きるという声が多かったそうです。乾パンばかりではなくやっぱり米を食べたい、という声もありました。そこで、乾物や干し野菜、缶詰を使って色々なレパートリーを持っておくのもいいと思います。食事で中から健康になるというのは普段も災害後も同じではないでしょうか。贅沢はできないけれど、あるもので何とかする、今までの主婦の力の見せ所です。
他にも、トイレはどうするのか、とか集団生活を余儀なくされたら何をどうしたらいいのか、とかいろいろなシチュエーションを考えながら準備をしていくことが、防災の意識につながっていくと思います。
スーパーに行ったとき、「今地震が起きたらどうする!?」とか温泉に入りながら「今箱根が噴火したらどうする!?」とか、海水浴を楽しみながら「今津波がきたらどうする!?」とかたまに考えながら生活してみるのがいいという話も聞きました。いつ何が起きるかわからないので、普段から考えてみることも大事だなと思います。
最後に、一番大事なことは、非常持ち出しバックなど、何がどこにあるかを家族全員で共有してください。自分しかわからなかったら、いざという時がきたら何の役にも立たずに終わるかもしれません。そういうことにならないように、是非ご家族で非常持ち出しバックを作り、置き場所をみんなで話してみてはいかがでしょうか。
(T記)
7月7日(火) 10:00~13:00 藤沢友の家
・出席 10人 内お客様 5人 子ども 1人
・読書 「金の頭脳」『金の仕事』―巻頭の言葉ー
『思想しつつ生活しつつ(下)』
カステラの勉強会をする予定の最寄会へ、5名のお客さまをお迎えしました。
お客さまは生活講習会の生徒さんとお友達です。一緒にカステラを作り、焼きあがるまでの一時間で、読書をし、感想を話しました。お客さまも感想をどんどん発言され、積極的に参加されました。友の会のこと、最寄のこと、普段どんな活動をしているかなど、和やかにお話ができました。
私が去年、入会するときに知りたかったことや家計簿のことも話しました。先輩たちも家計簿の意味を伝えてくだいました。みなさん家事家計講習会に是非参加したい、U6ひろばにも時間が合えば行ってみたいと言ってくださいました。お一人は、家の近くの最寄会も参加してみたいということで、私と一緒に行く約束をしました。
どんどん興味を現実のものにしていただけたらいいなと思います。焼きあがったカステラは大成功で、とても美味しかったです。リーダーの私も楽しかったです。
(T記)