みかん援農の報告

2024年11月30日(土)8:00~15:00

子ども向けのイベントとして、今年はみかん援農を企画しました。

小田原市にあるみかん畑(会員のUさんの実家の畑)に、電車で行きます。

11月30日(土)天気は快晴。参加者は 5年生から 26歳までの5名でした。

当日、体調不良等で2名が参加できず残念でした。

藤沢駅で集合してJR東海道線の下り電車に乗ります。

初対面の子供達もいつのまにか仲良くなって楽しくおしゃべりしながら

国府津へ向かいました。国府津駅から25分ほど歩いて、みかん畑に着きました。

たくさん並んだみかんの木にオレンジ色のきれいなみかんが鈴生りに生っています。

Uさんは小さい畑だからと言っていましたが、2週間でどうやって取りきるのだろうかという程のたくさんのみかんです。

まだ山の上にももっと大きなみかん畑があるというから驚きです。

最初にUさんからみかんのもぎ方を教わりました。

みかんを優しく持って少し上のところで一度切ります。

その後、ヘタのギリギリのところでもう一度切ります。

緑色のみかんはまだ取らないこと、

種類の違うみかんも取らないということなどを聞いて、

それぞれ作業に取り掛かりました。

もぎたてのみかんを食べてみてもいいよと言われて、

小学生の男の子2人は早速美味しそうなみかんを探して食べていました。

もぎたてはすっぱいと聞きましたが、

自分でもいで食べるのは格別のおいしさでした!

小学生たちは畑中を探検して回って、キウイの棚も見つけて、

キウイも収穫させてもらいました。

中高生の女の子たちはおしゃべりに花を咲かせつつ、

手はどんどん動かしてみかんをもいでいました。

少し年上のお兄さんは背が高いので、

みんなが届かない高いところのみかんを次々収穫していました。

そして、みんなが収穫したものも一緒にまとめて

せっせとトラックまで運んでくれました。

あっという間に2時間が過ぎてお昼休憩です。

みかんの収穫をしながらも、みかんを結構食べていた子どもたちですが、

お昼ご飯もしっかりお腹に入ります。

ご飯の最中に、なんと、たぬきのような小動物が近くにいるのを見つけました。

下の方に生っているみかんを食べてまたどこかへ行ってしまいました。

美味しいみかんを食べに色々な動物がやってくるそうです。

山の上にあるみかん畑では、イノシシによる被害も年々増えて、

特に今年はひどいそうです。

お昼ご飯を食べたら、近くのトトロがいそうな森にある小さな神社に

お参りにも行きました。階段が急で危ないかも、、という話でしたが、

小学生はおかまいなしに一気に走って上り、

中学生以上はゆっくり上って食後のお散歩を楽しみました。

午後はもう30分ほど収穫の続きをして、あとは片付けに入りました。

ちょっとしたお楽しみとして、Uさんがダンボールスモーカーで

スモークチーズを作ってくれました。

ツヤのある薄茶色に変わったチーズがきれいで、

子どもたちも美味しい美味しいと大喜びでいただきました。

今日は本当に貴重な体験がたくさんできました。

小学生二人は初対面だったにも関わらず、すっかり意気投合して、来年も来たい!

と言ってくれました。お天気にも子どもたちにも恵まれて、

怪我もなく事故もなくみかん援農を終えられたことに感謝です。

 

<子どもたちの感想より(抜粋)>

・みかん狩りをして、しっかりたくさんとることができました。

 つぎやるときは、これより多くとりたいです。

・途中でチーズやいろいろなものをたべて、やりきることができました。

・みかんのかごをもつのが大変だった。また行きたい。

・もぎたてみかんはすっぱいと聞きましたが、食べたみかん全てがおいしくて、

 すごかったです。

・想像していたより、力仕事が多く、大変さを実感しました。

・私たちが普段食べているみかんは、たくさんの試練をのりこえて

 スーパーに並んでいるんだなと思いました。